義務教育の学校では絶対に教えてくれない「社会的信用」のことをまとめました。お金にまつわる真実や心構え、「金貸して」の回避方法、借金やクレジットカード、クレジットヒストリー(クレヒス)の育て方も年代別に詳しく解説しています。

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どうもしいたけしいたけです。

以前から思っていたこと、学校では教えてくれない「金(カネ)」のことをまとめました。これから長々いろいろと説明を書いていますが、どれも子供が社会人になったら必ず直面する問題かと思います。
中にはこれを読む人には今すぐは関係ないことが書いてあるかもしれませんが、一通り目を通されることをお勧めします。
というのも、このテキストの中に書かれていることのほとんど全部はいつか直面する問題だからです。
「いやいや関係ないでしょ笑」と思っていられるのも今のうちです。
今軽く触れておくことで、いざという時に思い出すことができて避けられることもあります。
子供がいる方なら大人になる前にこの知識は子供たちに授けておいてください。社会的信用のこと、借金のこと、ここ書いてあることを知らないと、下手するとリアルに死にます

そもそも学校で教えてくれれば済む話なんです。
「社会人として当然だから」って、そんなこと言われても知らないものは気がつきもしないし、聞いたこともないことは調べようもないですよね!

でも高校までの授業ではではこれらの話は一切必修ではありません。そこに本当に憤っています。腹が立ちます。
少し長いですが、一回読んでみてください。絶対にあなたの役に立つはずです。

借金のはなし

大人になったら借金をすることがあります。
これはクレジットカードの利用や車・バイクのローンなどのクレジット契約が一般的ですが、その他にも消費者金融や闇金、友人からの借金、携帯の機種代金等など、借金の種類は多岐に渡ります。それぞれにリスクや便利な点があります。月並みな一般知識はもちろん細かい見解まで書いていますので参考になるはずです。

社会的信用の正体

社会的信用というのは学生のうちは全く理解できない概念だと思います。
社会的信用というのは、「あってあたりまえ、無くてクズ」という属性のものです。
想像してみてください、あなたがそこそこ出世した30代後半、23歳の新入社員が新車を買ったと言うので自分も買おうと思ったら無理だった・・・審査で落ちた・・・という状況を。本当に惨めですよね。だれだってそうはなりたくないと思います。

しかし、事実こうなります。あなたに「社会的信用」がなければ。
社会的信用とは、「信用」というわりには決して気分や雰囲気の問題ではありません。脱落者の烙印を押されるか押されないかなのです。書面でわかるもの、つまり物理的な事象なのです。
もちろん務める企業の規模や年収、ポスト、勤続年数などによって社会的信用は上下します。ただしここでは社会的信用の育て方に少し触れながら、主に社会的信用を「失うか得るか」の2択を中心として話をしていきます。

年代別「最低限の社会的信用を得る方法」

社会的信用とは、例えるなら服や靴みたいなもので、生きる上でかなり重要なファクターです。
では社会的信用を得るにはどうしたら良いのかというと、年代別に以下のようにまとめられます。

20代前半・・・ただ生きていれば良い。

ローンやカード、キャッシングなどをなにも利用せず、ただ生きているだけでそれなりの信用を得ることができます。社会人になったばかりの頃は、カードをまだ作っていないのもわりと普通ですし、車をローンで購入したりすることがないことも十分考えられるので、いわゆる「普通の人」扱いです。
社会的信用は、そういう意味では「+1スタート」というイメージと思っていただければ間違いないかと思います。

初めての借金として車のローンを組もうと思ったって収入次第で普通に審査が通り、手に入ります。これに加えて携帯電話の機種代金を分割払いで購入している場合はさらに+1の信用を得ることになります。(あくまでイメージです)

携帯の分割払いはまさに「クレジット契約」ということをご存知でしょうか?
携帯代金を滞納なく支払っている場合はクレジットの「実績」となるため、この人にお金を貸してもちゃんと払ってくれるという評価が下されるのです。
ですので、携帯さえ分割払いしていれば、住宅ローンは難しくても、携帯よりさらに高額な新車などのローンを組める可能性が充分出てきます。

20代後半・・・少しクレヒスを育てておいた方が良い。

前述した携帯の機種代金の分割払いや、車などのローン、クレジットカードの使用履歴は「クレジットヒストリー」という履歴として残ります。「クレヒス」と略されますね。
20代も後半になってきたにもかかわらず、このクレヒスがいっさい無い場合、金融会社から見たら支払い能力は大丈夫なのかな?なんでカードをつかわないのか、何か理由があるのかな?というように、多少勘ぐられることになります。

いままでに何も滞納や踏み倒しなどのいわゆる「金融事故」を起こしていないのに車のローンが通らないなどの可能性が出てくるでしょう。
そうならないためにも携帯電話の分割払いや、あまり使わなくても良いのでクレジットカードを一枚持っておくと言うのは社会人のマナーとも言えます。

30代以降・・・マナーとしてクレジットヒストリーを気にするべき。

普通30代ともなると、クレジットカードの一枚や二枚、使っているものです。もしくは車のローンや携帯電話の分割払いなどの利用が少なからずあるはずです。
しかし、これらが一切ない人は、金融会社から見てどのように映るでしょうか?一言で言うと「怪しい」です。
実はクレジットヒストリーというものは、最大で5年間までの履歴しか残りません。
30代になると、若い時に借金を滞納(いわゆる金融事故)して社会的信用がなくなってしまった人も業を潜めることでクレヒスを真っ白にすることができてしまうため、日常的にカードが使われてないなんておかしいと考えられてしまい、過去に事故った(金融事故。滞納でいわゆるブラックになるなど)のでは?と勘ぐられてしまいます
その結果、携帯電話の分割払いすら審査で落とされてしまうということになります。いわゆる「スーパーホワイト」という状態です。スーパーホワイトはブラックに限りなく近い状態といっても過言ではありません。
こうなってしまっては元も子もありません。いい大人になる前に、クレジットカードの履歴やローンなど、なんでも良いので必ずなんらかのクレジットヒストリーを育てておきましょう。

クレジットヒストリーのブラック化について

基本的にはクレジットヒストリーに事故として掲載される条件と状態をまとめると、以下の通りです。

  • 初回支払日無視
    ほぼほぼブラック扱いとなってしまいます。借りて速攻で約束を破ったので悪質とみなされます。
  • 通算1回の滞納
    2年間クレヒスに滞納したという証拠が残ります。まだ少し警戒される程度で審査には通ります。
  • 通算2回の滞納
    2年間クレヒスに滞納したという証拠が残ります。かなり審査が厳しくはなりますが、ギリギリ通る可能性が残されています。
  • 通算3回の滞納
    5年間クレヒスに滞納したという証拠が残ります。いわゆるブラックです。
  • 3ヶ月間の滞納
    これも5年間クレヒスに滞納したという証拠が残ります。いわゆるブラックです。

ちなみにクレジットヒストリーは「個人信用情報機関」と呼ばれる団体で保管され、各会員企業はこの情報を審査の時に参照します。
信販系のCICやJICC,銀行系で言えばJBA(全国銀行個人信用情報センター)などいくつかありますが、信販系と銀行系は基本別系統のデータを持っています。しかし、最近の金融系会社はどちらの会員にもなっていてどちらの情報も参照されることもあるので、そもそも滞納とかしないの精神で生活するのが大事です。

話が逸れましたが、では2回までは大丈夫なのかというとそうではありません。
1回だとついうっかりの理屈で審査がキツキツになることはそれほどないと言えます。
2回目はやばいです。かなり審査に影響するので、2回は致命的と考えていた方が良いです。1回目の反省が活かせてないだらしない人なんだなというレッテルが貼られるわけです。審査が厳しくなるのも納得です。だらしない人に誰もお金を貸したくないですからね。
ただし、1、2回の滞納は、2年間でクレヒスから削除され、なかったことになります。逆に言うと滞納経験のある方は、そこから2年間はあらゆる金融商品の審査が厳しくなるのを覚悟してください。
特に銀行のカードローンだけは1秒1円でも遅れないようにしてください。
消費者金融は案外1日程度ならなかったことにしてくれることもあるらしいですが、銀行系は支払い遅れたらそこから2年キッツキツになるようです。

審査に落ちるということ

携帯、車、クレカ、住宅ローンなどの金融商品の審査に「落ちる」と、その情報は6ヶ月間保存され、他者からも参照されます。
6ヶ月以内に審査に落ちた経験がある方は、落ちた事実を元に審査されるため、再度審査に落ちる可能性がとても高くなります。ああ、この人以前断られてるくらい信用ない人なんだな・・・と思われるので、あたりまえですよね。
ですので、なんらかの審査に落ちた場合、最低でも6ヶ月はアクションを控えることをお勧めします。審査落ちの無限ループに陥ります。

カードのない人は絶対カードを作りましょう

ハタチをすぎてクレカを持っていない人は、とにかく1枚は作った方が良いので、リンクを少し貼っておきますので、特に20代後半の方は1枚は作成することをおすすめします。
後回しにすればするほど、万が一審査に落ちたら半年間は審査に落ちたことがクレヒスから消えないので、どんどん歳を重ねることになる前に不利になる可能性が。早めに作っておくべきでしょう。
どうせなら自分に合ったカードを選んでください。ライフスタイルに合わせて作れば、クレジットカードはポイントがついたり特典があったりするんで得するかもしれないです。

カードのリンク 特徴
【JCBタイガースカード】 タイガースのカード。ファンならコレ一択!俺は違うけど。球団グッズがもらえるらしいです。
【広島カープカード】
広島カープのカード。コレも球団グッズがもらえるらしいです。そもそも野球別に好きじゃないので理解できないですがファンなら欲しいのかな?
【JAF・JCBカード】 JAF入ってる人はこれでいいんじゃないでしょうか。カードのポイントがJAFの年会費になるしJAF Shopで5%引きになる。ちなみにJAF Shopって知らない人多いと思うけど全国のご当地グルメ的なのが好きな人は穴場なのでよかったら検索してみて。
ゼビオカード 毎月新規入会の人に抽選で200,000ポイントプレゼントしてるらしいです。ゼビオやヴィクトリアで最もポイントが貯まるカードなので、よく行く人はいいんじゃないでしょうか。
EPRAKエポスカード EPARKって知ってますか?お店とか予約できるアプリ(?)なんですけど、それで使えるクーポンがもらえます。EPARを使う人にはいいんじゃないでしょうか。あとアマギフもれなく1,000円もらえます。
Booking.comカード 三井住友カード株式会社のクレカです。出張とかホテル、レンタカーの利用が多い人はおすすめ。ホテル5%OFF、レンタカー8%OFFのお得なカードです。しいたけしいたけもこれを持ってるのでおすすめです。
JCBベイスターズカード ベイスターズデザインのカード。ファンの人はいいかも。ジェーシービー発行です。

消費者金融で金を借りるということ

クレヒスを育てるべきと書きましたが、ここで間違ってはいけないのが、消費者金融の利用についてです。
消費者金融でもクレヒスは育ちます。育ちますが、クレヒスのため、ちょっとした旅行の資金、急な出費など、そういった理由で消費者金融からお金を借りることは絶対にやめておきましょう。
消費者金融は、誰にも会わずにこっそり大金を引き出せてしまうので、人によってはクセになってしまいます。マヒするんです。
あの明るいおしゃれなCMはある意味大げさです。広告ですから。勘違いしてはいけません。少しでも意思の弱い方は本当にひどい目にあいますよ。年利1.8%だとすると、100万かりて、5年で返済したら総額が150万円以上払ったことになります。だらだらと利息だけ払ってスキップしたり、返済年数を長く設定して7年かけたとすると、なんと170万円とかの総額です。アホのやることですね。
そもそもスキップ(利息だけ払うこと)をする選択肢を考えるようなタイプの人はその時点で利用しない方が賢明です。

もちろん即返せば有力な資金繰り手段とも言えます。しかし返済の目処もないのになんとなく借りるのは愚の骨頂(それ以上ないほど愚か)ということです。

また、消費者金融から借りると住宅ローンが組めないというまことしやかな噂がありますが、これは事実ではありません。ちゃんと組めます。
ただし、住宅ローンの申し込み時、消費者金融からの借入実績がクレヒスに残っている(完済から5年経っていない)のであれば銀行の融資担当者から見てどう思うでしょうか?「うちの銀行で借りて欲しかった」と思うでしょう。
そういう意味ではもしかしたら噂通り審査にマイナスになるということも考えられます。

将来幸せな家庭を築いて、いざマイホームという時に審査に落ちたなどとなれば相手は幻滅するかもしれませんよ?消費者金融でお金を借りるのは別に全然おしゃれではないし、スタイリッシュな金策方法でもありません。
緊急の場合と返済の見込み、目処が立たっている人以外は絶対やめましょう。
無策で借りる人は自己破産のルートに行きがちで、そうなると消費者金融にも迷惑をかけることになります。

できればどうしてもお金が必要な時は銀行に理由を説明して、銀行から借り入れましょう。銀行は消費者金融よりは審査が厳しいかもしれませんが。
いざという時のために、取引(給与振込や家賃引き落としなど)のある銀行でそういうローン商品があるかを事前に確認しておくのがよいかもしれませんね。消費者金融じゃなくても銀行だって個人にお金かしてくれますよ。

クレジットカードの利用について

クレカはポイントを貯めて現金や商品などに変えられたり、様々なサービスがありますが、必ず守らなければならないルールがあります。
「リボ払いは極力利用しない」
これだけは覚えておいたほうが良いです。
例えば30万円のカードの枠を使い切ったとして、全てリボ払いにしたとします。30万だと、だいたい月々8000円以上の支払いですが、キリよく奮発して1万円毎月返すことにしました。
30万で単純計算だと、感覚的には3年かからないくらいで払い終わる感じがしますよね?しかし、実際こういう方はおそらく8年も10年もかかるでしょう。
もしかしたら一生1万円以上払い続けることになるかもしれません。

なぜかというと、30万円のカードの限度額をリボに回す使い方というのは、要するに「現在の収入よりも支出が多い生活」をしているということに他なりません。「身に余るプチ贅沢」とでもいいましょうか。
そして限度額が来ると生活のレベルを下げなければならず、すぐに生活レベルを下げるのはとてもむずかしいことです。結果、月々支払って、開いた枠をまたすぐリボ払いで使うということになります。限度額までリボ払いするような人は絶対に間違いなく100%そうなります。だらしないし思慮が浅いですからね。そしてまた払っては使ってのくりかえしです。

でもやっぱり生活費が足りない。当然です。1万払って8千円使っての生活なので、手取りが2000円少なくなったようなものですからね!
しかも以前みたいにプチ贅沢できないし。そんなとき、カードの利用実績(クレヒス)だけは豊富なあなたは限度額を引き上げることを思いついてしまうんですね。アホです。そしてまた裕福(?)な生活を送り、リボ払いの支払い総額が60万円になってしまうでしょう。これを読んでいる人の中にもそういう人いるんじゃないでしょうか?
そしてまた限度額です。今度は2万は支払っているので、一月に16000円くらいは余分に使えます。よかったですね!

・・・こんな生活を2年、3年と繰り返しているうちに、結婚の話やら友達へのご祝儀やら、貯金が必要なことに気がつくんですね。やっと。そういう年になるんです。

「あれ、このリボ払いっていつまで払い続けるんだっけ?」と思った時にはすでに利息だけで今までに総額10万近く支払っています。でも借金の額は1円だって減っていないんです!!恐ろしいですね。

そこで心を入れ替えて完済を目指すパターンが多いのですが、中にはもう一枚カードを作っていわゆる自転車操業状態に突入する人もいます。
実際のところ、カード2枚目ならまだなんとかなります。まともな金銭感覚さえあれば。
しかし3枚目に手を出してリボに頼った瞬間に人生終わりです。ここがギリギリのボーダーラインです。心を入れ替えましょう。

心を入れ替え毎月コツコツ返していきますが、なかなか減りません・・・。
そしてカードの借金がなかった時と比べて手取りが2万円も3万円も少ない状態で生活しなければならないので生活は苦しいのです
カードの限度額に余裕がある時の生活と比べると2万円少ないどころか3万も4万も少なく感じられるはずです。今まで偽りの贅沢をしていた分が使えないのですから。
想像してみてください。月々の給料の手取りが4万円少ない生活を。散々贅沢して遊んできただけに、いっぺんに貧乏です。恐ろしいですね。そしてコツコツ返していくんです。

60万なんとか返済を終えるのが38ヶ月後。この時には通算6〜7年を「借金の人」という汚名のもと、貧乏をしながら総額25万円以上もの大金を利息として支払ったことになっているのです。
きっと後半はものすごい劣等感を持って生活していることでしょう。
人生の中で、こんな日々必要でしょうか?いらないんですよこんな暗黒時代は。
若いうちの苦労は買ってでもという言葉がありますが、これは明らかに違います。ただ、だらしないだけ。

このように、リボ払いにしたら永遠とも思えるくらい長い年月支払いを続ける羽目になる人が多いんです。そういう風になるようシステム化されていると言っても過言ではありません。
ちょっとした贅沢のつもりの最初の一回。ここでやめるならだいじょうぶですが、クセになるんです。リボ払いは。
なので、絶対に利用しないとカードを持った段階で決めるか、使うとしても限度額いっぱいまで使うことがないようにして、数ヶ月以内で完済できるよう注意することが大事です。

闇金の利用について

闇金については以下の4つのポイントを抑えてください。

  1. 闇金からの借金は論外です。闇金を検討している人は死んだほうが良いです。
  2. 普通に生きていたら闇金と関わることはあり得ないので自分自身よくわかってないですが、検討している人はまず漫画喫茶に行ってウシジマくんを読みましょう。あれは実際の取材を基にした漫画らしいですよ。
  3. すでに借りてしまった人は消費者金融もアリです。消費者金融か銀行融資で一本化しましょう。闇金よりもはるかにマシです。中央リテールという会社が一本化するにはおすすめです。
  4. 闇金を検討する前に債務整理や自己破産を検討しましょう。合法的にやり直せます。

以上、企業から借金についてでした。以下は、個人間の借金についての基本的な知識を覚えてください。

友人にお金を貸すということ

親しい友人、それほど親しくない友人に、お金を貸してくれと頼まれた方も多いのではないでしょうか。あるいは親戚などもあり得ますね。
そう言う経験がなくても今後十分にあり得る話です。
こんな時、あなたはどうしますか?きっとこころよく貸してあげた経験のある方も多いかと思います。しかし、帰ってこなかったと言う方も同じく多数いるかと思います。ではどうするのが正解なのでしょうか?知人間のお金のトラブルの話題は昔から尽きません。そんなトラブルに巻き込まれないために、しっかりと「ルール」を決めておくことをお勧めします。

[ルール1] くれてやる

昔から、あげるつもりで貸せという言い回しがありますが、本当にそのとおりです。
お金を貸しても良いと思える間柄であれば、万が一約束の期日に返してもらえなかった場合に、催促などで関係が壊れてしまうということになりかねません。そうならないよう初めから貸すときはあげるつもりでいれば済むのです。

しかし、これは友人にとって諸刃の剣です。返さなくてもいいんだーとなってしまい、そのままバックレる人間はクズです。結果的にあなたとの友情は壊れるでしょう。しかし、そういう奴とは縁を切るに限ります。さらなる不利益を被る前に。
縁切りした方が良いかなと思うだらしないような知人がいたら、ある意味良い「踏み絵」になるかもしれないですね。

[ルール2] 貸さない

「うちは代々金の貸し借りをしないことでうまくやってきた家系で家訓としてそれだけは決まってて破りたくないんだすまん。」と断る。

このように、貸さない理由をあらかじめ決めておきましょう。とっさにすらすら言えないと嘘をつかれたとバレてしまい、感じ悪い空気になります。
逆に両親に絶対金の貸し借りはしないほうがいいよね?と自分から話を振ってしまうのも手です。そうすると嘘じゃなくなるので、スラスラ言葉が出るでしょう。
とにかく、必ず金を貸せという人が出て来るので、準備をしておくに越したことはありません。

[ルール3] 連帯保証人をつけて借用書を書かせる

身元保証人と違って、連帯保証人は債務者が支払わなかった場合に完全に債務を肩代わりして払わなければならないと、法律で決まっています。
上司など、断りづらいけどたいした仲の良い人間でなくて、どうしても貸さなければならない時は絶対に借用書を書かせましょう。
借用書を書いてくれと言うことに抵抗があるかと思いますが、これもやはり「ウチの家訓なんだ」ということにすればスムーズです。

そして返してくれない時は、腹くくって少額訴訟(最大で1〜2万円程度で裁判ができます)という制度を利用します。
上司を不祥事で更迭する覚悟で無言で追い込みましょう。なんせあなたには借用書と連帯保証人が付いているので絶対に取りっぱぐれることも負けることもありません。

友人にお金を借りるということ

借りるあなたは、なんとなく「友達だし良いだろ〜」くらいに考えていますが、貸した方は真剣です。
なんといってもこの件であなたを見極めようとしています。踏み絵を踏まされているのです。
ですので、ちゃんとすぐ返せば印象がマイナスになることはないでしょう。

しかし1日でも遅れたら、最悪友達の縁を切られる可能性もあります。そんな奴と付き合ってやるほど社会人は暇ではないのです。
もし、どうしても借りなければならないのであれば、自分から借用書を書くと言って、ネットで調べて用意しましょう。
返済日と、利息の記載も合わせて描くと誠意が伝わります。ただし必ず約束は守れる前提で借りましょう。借用書まで書いて、ちょっと1週間まって!とか言い出したらかなり呆れられるでしょうね。
口約束だけよりもタチが悪いです。大嘘付きだなと思われるでしょう。借用書は諸刃のつるぎということです。

そもそもが金を借りなくても良いように必ず1万でも2万でも毎月貯金するべきですよね。
簡単なのに小額の貯金をしない人のなんと多いことか。貯金がある、貯金癖があるというだけで異性にもモテるというものです。


冒頭で、社会的信用とは「物理的な事象」と書きましたが、上記のように個人間の貸し借りも広義の意味では社会的信用かもしれませんね。
社会的な信用は、年をとるごとに大切になってきて、信用を失った人はその重要さに後で気がついてもまさに「後の祭」。後悔するしかありません。
クレヒスも友情もすぐにはもとに戻せるものではないのですから。サイトの趣旨とちょっとずれますが、これも子育てには必要な情報かと思ってまとめました。敬具!